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2018年04月25日
初期研修報告11初期研修&後期研修報告 緩和ケア研修中
初期研修医が1~3月、後期研修医が1月~6月の期間、緩和ケア病棟で研修を行っています。
初期研修でも選択を使って1か月回ることができます。後期研修は内科研修の一環で半年間緩和ケア病棟に所属します。
すっかり古い話になってしまいましたが、2月、指導医からお誘いがありました。病棟で持続皮下注体験を行うとのことでした。
緩和ケア病棟の患者さんは、痛みや不快感の軽減のために少量ずつ、持続的に麻薬や薬を点滴することがあります。医師が出した指示で患者さんは楽になっているのか、体験しようと看護師からも提案があったようです。
ご自身で針や点滴や薬を用意し…(もちろん中身は生理食塩水(=体には負担がないもの)です)
手順をマニュアルで学び…(基本的に看護師が準備するため、その手間も体験できますね)
お腹や鎖骨下に点滴を刺し…速度や量も試して…体験しました。
鎖骨下は痛みが出てきたようです。
点滴をすることで動きに制限が出たりそのことが辛かったりするとのこと。また、痛みの緩和にすぐに薬物に頼るのではなく、根本の痛みに寄り添うことも大事だと学びました。貴重な体験をされたと思いました。
研修担当:S