ブログ
2016年12月14日
コメディカル対象の救急講習会の講師をしました
病院職員であれば、年1回の救急講習の受講は必須です。院内であれば救急委員会が講師を務めますが、他施設ではなかなか講師の選出や機会を持つことが難しいのが現実です。
ここ数年の当法人内の介護施設や訪問リハでも要望があり、相談を受けることもあります。
介護施設では、研修医に救急講習の依頼があり、過去にも行ってきました。今年は、後期研修医の植本一駿医師に3回シリーズで胸骨圧迫とAEDの使い方の指導をしてもらいました。
介護施設なので、救命処置に携わる経験や機会はあまりありません。しかも夜間帯や日曜祝日など医師や職員数が少ない時も考えられるため、自分が何をすべきか判断が求められます。その点で、植本先生が初期対応や職員としてすべきことを明確にしながら、胸骨圧迫のポイントや大事な点をレクチャーをしていました。
訪問リハに関わっている職員の学習会にも佐藤龍平先生が2年連続して参加しています。伺うと、一般的な救急講習ではなく、「脳梗塞後の患者が間食をして窒息していた」「訪問リハビリ中に地震が起きた」や「訪問先の犬(猫)に咬まれた時の対応」というシナリオなどで、危機管理や訪問スタッフが日頃対応に困ったり、想定が必要とされる内容でした。訪問先では医療従事者は自分一人であり、何をすべきか考える意識の高さを感じました。
医局担当:S