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2021年02月03日
Dr.ケンジの研修報告 19~地域医療~
1月の医師研修委員会で9月の地域医療研修の振り返りを行いました。
◆経験したこと◆
「病棟のリハビリから外来、通所、在宅のリハビリまで退院後のリハビリ環境まで見学することができました。また自宅訪問に同行させてもらうことにより、退院後の生活環境をイメージでき、自宅生活を続けていくために必要な支援を考えることができました」
◆研修プログラムの評価◆
「往診を経験でき、資源の少ない中で行う医療の難しさも感じました。自宅生活を送りたいと思う患者のニーズに応えることができる往診の良さも感じることができました。他職種カンファレンスでは訪問看護、MSWなどと協力し、退院後の支援を話し合う場面を見学でき、医療は病院内では完結していないことも実感できました」とのことでした。
指導医からのコメントは、「患者とのインタビュー場面や多職種との信頼関係の構築などでも目標のレベルは十分に達成できている。その謙虚な姿勢に好感が持てる。今の調子で初期研修、その後の専攻医としての研修、生涯教育の中でそれを忘れずに研鑽を重ねてほしい」とのことでした。
自宅復帰を目指す患者さんのご自宅を掃除しに行ったり、訪問診療を行ったご自宅が、平病でお看取りした患者さんの家族だったりと医療のつながりを実感した研修でした。
研修担当:S