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第4回Sanuki GM Comferenceを開催しました
3月9日午後、香川大学医学部附属病院福利厚生棟マルチスペースにおいて、第4回Sanuki GM Conferenceを開催しました。約30人の方にお集まりいただきました。
当院の植本真由Drが、ご自身の総合診療専門研修の概要を報告し、症例提示をしました。長年こどもクリニックでの関わりと、成人になってからは高松平和病院が関わってきたこと、本人の問題に終わらせず、家族関係も含めて考える必要があることを提示してくれました。
続いて佐藤Drがひとり親家庭への支援について家庭医の視点で症例提示をしました。
講師の西岡先生が、症例提示を受けて、改めてSDHの講演をしてくれました。本人だけでは解決できない問題が多くその方の健康や生活に影響を与えていること、病院・診療所を受診するにしても少なくないハードルを越えてきていることを自覚しました。
「症例提示と講義のバランスが良かった」「SDHについて、診療の場に来ている時点で複数の因子を搔い潜っている状態であり、病院に来れず彷徨っている人達もいるのだということにはっとされました。せめて、診療の場でSDHを拾い上げる姿勢が必要なのだと痛感しました」「社会全体をすごく上手く言語化されていて、勉強になりました。 排除しない意識を持てるように、多くのことを見て、日頃から気をつけていきたいです」ととても好評でした。
特に、西岡先生のお話は分かりやすく、医学生の企画でもお呼びしたい、と盛り上がっていました。
医局担当:S