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2018年06月07日
中四国医療系学生のつどい2018愛媛「患者の背景をみる~case01貧困」開催
6月2日(土)~6月3日(日)の日程で、松江市で「中四国医療系学生のつどい 2018 in 島根」が開催されました。
今回は「患者の背景・健康を阻害する社会的原因にまで関わる意義を知る」を学習テーマにし、
興味を持ってくれた医療系学生が中四国から49名も参加してくれました。(香川からは医学生1名の参加)
1日目は、藤原和成医師とMSWの中谷昭二さんから講演を聞き※SDHの視点を持って患者に接する事の重要性を学び、
その学びを活かした「症例検討ワークショップ」を各グループに分かれて行いました。
※健康の社会的決定要因(Social Determinants of Health)貧困や生活環境が疾病や健康に作用する。
2日目は、当院の佐藤龍平医師から「地域に対してできる事はなにか」と題して講演頂き、
ソーシャルキャピタルを活用した地域づくりに関わる事も医師の重要な役割である事を知りました。
講演後には、自分で住んでいる場所の特徴を知り、課題を見付け、解決策を考えるSGDを行いました。
KJ法を行うのが初めての学生さんもいましたが、「自分が将来医療従事者になってから・・・」と思いをはせながら積極的な意見交換を行いました。
また学習企画だけではなく、夜遅くまで学科や学年を越えた交流、企画終了後には島根名物の
「おそば」を食べたりして有意義な2日間だったようです。