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2018年12月12日
初期研修報告 17 民医連・医療生協共催 第17回臨床研修交流会に参加しました
11月末、研修医の先生と専攻医の先生の3人で東京で開催された民医連・医療生協共催 第17回臨床研修交流会に参加しました。
まず、西村真紀医師(川崎セツルメント診療所所長)による講演「私の原点とSDH~社会を診ることはScience~」があり、先生の経験から民医連の医療で学んだこと、SDHに対して社会資源をどう活用するか、社会的処方の在り方や課題が挙げられました。民医連の医療活動は「健康格差に気づき、病気を引き起こす原因を探りエビデンスに基づき医療を行う」というまとめでした。
午後からは、ポスターセッションです。専攻医の先生は初期研修中の産休・育休を取られた経験をまとめられました。研修スケジュールの変更にご本人や病院がどう対応したか、まわりのサポートはどうだったか、育休から復帰後、初期研修をどう修了させたのかを発表されました。女性医師を始め多くの方が聞きにこられたのが印象的でした。KIMAIで連載されているご主人の育児日記も特別出演しました。
事務もJCEP(=卒後臨床研修評価機構)を受審した経験をまとめて発表しました。「どれくらいの期間で準備したのか」などフロアからの質問もありました。
2日目は、分科会と、初期研修医、指導医、民医連を離れて民医連の社会的課題を評価する研究を行っている大学院生のシンポジウムでした。それぞれの先生方の思いの変遷が今の取り組みや課題が紹介されました。
全体を通してSDHの視点を持って患者や社会に関わることが重要というメッセージが送られた企画でした。
※民医連とは 無差別・平等の医療・福祉の実現のために活動している医療団体です
研修担当事務:S